全米プロV前夜“うどん”でチャージ…日本語を話せなくても日本大好きコリン・モリカワ【武川玲子コラム】

2020年8月12日 10時49分

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全米プロ選手権を制したコリン・モリカワ(AP)

全米プロ選手権を制したコリン・モリカワ(AP)

  • 全米プロ選手権を制したコリン・モリカワ(AP)

◇コラム「武川玲子 米ツアー見聞録」


 日本語は話せないけれど、日本のことが大好きな日系人が勝った。
 無観客で開催された今年初の男子メジャー、全米プロ選手権は新鋭のコリン・モリカワ(米国)が制した。父が日系米国人、母は中国系のため、「僕はハーフジャパニーズでハーフチャイニーズ」と話す23歳だ。
 7月のワークデーチャリティー・オープンでジャスティン・トーマス(米国)をプレーオフで下した際に本欄で紹介したから、記憶にある人も多いだろう。
 ロサンゼルス出身で「僕は日系3世か4世」。日本語を話せなくても、話しかけるといつも笑顔でこたえてくれるナイスガイだ。大学は大会が開催されたサンフランシスコ郊外にある名門UC(カリフォルニア大)バークリー校で、経営学を学び昨年卒業した。在学中に世界アマチュアランキング1位にもつき、まさしく文武両道を実践した。
 家族が米国に移住したのは祖父母以前のこと。「もう日本にはほとんどゆかりはないけれど、日本に行くとホームのように感じた」と昨秋のZOZO選手権では2度目の日本滞在をエンジョイしたようだ。食べることが大好きで、「日本食は世界一の食べ物」と称す。優勝前夜は「うどん」で英気を養ったことも明かしてくれた。
 この勝利で世界ランキング5位に浮上し、米国勢では3番目に。1年後の東京五輪出場の可能性も見えてきた。「日本でプレーすることはとても特別なこと。安全に渡航できるようになって早く行きたい」とモリカワ。メジャーチャンピオンの凱旋(がいせん)が楽しみになった。
(全米ゴルフ記者協会会員)

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