石川県内 新たに14人感染 経路不明 初の基準値超え 

2020年8月12日 05時00分 (8月12日 10時14分更新)

 石川県は十一日、新たに乳児から八十代までの男女十四人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。カラオケ大会関係のクラスター(感染者集団)は参加者の同居人ら三人の陽性が新たに分かり、計三十七人に拡大した。十人以上の感染者発表は四日連続で、八月の判明分は計六十九人となった。県内の感染者数は計三百九十人。感染状況を監視するため県が設けた四指標のうち、感染経路不明者数が基準値(七日間平均一人未満)を初めて上回り、一・三人となった。

ホテル療養を再開


 カラオケ大会関係の新たな感染者は五十〜七十代の男女三人で、無症状や軽症。うち二人は飲食店を営み、一人は無職。検査は十一日までに計百四十三件行い、残り一人の大会参加者も今後検査する。
 このほかの感染者では、ゼロ歳の乳児は無症状で、感染が九日に分かった金沢市の三十代男性、十一日に分かった同市の三十代女性と同居。経路不明の感染者は三十〜八十代の男女四人で、発症前二週間は県外に出ていない。うち能美市の八十代無職男性と小松市の六十代男性パート従業員は肺炎があり、中等症。
 医療提供体制の指標のうち、病床使用率は47%に上昇し、基準値の50%未満に迫っている。北野喜樹健康福祉部長は「南加賀の病院は大変な状況だが、県全体で対応しているため逼迫(ひっぱく)はしていない」と述べた。県は十一日、無症状と軽症者を対象とした宿泊療養を再開。金沢市内のホテルに二人が移った。
 最近の感染状況ではマスクを外して歌ったり飲食したりした事例が多いことから、北野部長は「マスク着用と手洗い、人と人との距離を取ることを改めてお願いしたい」と感染防止策の徹底を県民に呼び掛けた。

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