富山アラート発令 新規陽性・経路不明 基準超す

2020年8月12日 05時00分 (8月12日 05時01分更新)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、富山県の石井隆一知事は十一日、「今後さらに感染が拡大すれば、改めて外出自粛などをお願いしなければならない」と述べ、県独自の「富山アラート」(感染拡大警報)を出した。感染者が多く発生している地域との往来は緊要度が高いものを除いて自粛を求めるなど、県民に感染予防の徹底を呼び掛けた。
 県は感染拡大に応じて対応を強める際の基準となる三段階の行程表を策定している。現在は最も対策が緩和されたステージ1で、ステージ2への移行の懸念が強まった場合に警報を出すことにしていた。
 ステージ2は、県の判断指標のうち新規陽性者数と感染経路不明の患者数(いずれも人口百万人当たり)が基準を上回り、入院患者数か重症病床稼働率(いずれも直近一週間の平均)が基準の50%に達して数日継続すれば、移行することにしている。
 県によると、十日現在で新規陽性者数と感染経路不明の患者数は既に基準を上回っており、入院者数は三五・六人で、基準の50%に近づいている。
 会見した石井知事は、現状が続けばステージ2に移行せざるを得ないとの認識を示した上で「これ以上感染を拡大させないためにも、より高い緊張感を持って行動を」と注意喚起した。基本的な感染対策の実施に加え、重症化しやすい高齢者の感染予防や、クラスター(感染者集団)が発生したカラオケでの対策の徹底などを求めた。
 行程表ではステージ2に移行すれば、夜間の不要不急の外出や感染拡大地域との往来、繁華街の接待を伴う飲食店の利用などの自粛を求めることにしている。

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