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高見順、川端康成ら寄せ書き 鎌倉文士主要メンバー 

2020年8月11日 05時00分 (8月11日 09時38分更新)
初公開されている高見順や川端康成ら鎌倉文士の寄せ書きの掛け軸=福井市の県ふるさと文学館で(蓮覚寺宏絵撮影)

初公開されている高見順や川端康成ら鎌倉文士の寄せ書きの掛け軸=福井市の県ふるさと文学館で(蓮覚寺宏絵撮影)

 県ふるさと文学館掛け軸初公開

 福井市の県ふるさと文学館は福井ゆかりの作家、高見順や日本人初のノーベル文学賞作家、川端康成らによる寄せ書きの掛け軸を公開している。九月二十二日まで。
 掛け軸は二年前に同館が購入したもので、高見の命日(八月十七日)に合わせて全国初公開した。高見や川端のほか、久保田万太郎、久米正雄と鎌倉文士の主要メンバーたちが記しており、一九四六(昭和二十一)年に書かれたものと推測されている。
 高見は「わが胸の底のここには言ひ難きひめごと住めり」と書いており、非嫡出子としての出生の苦しみが感じられるという。
 学芸員の岩田陽子さん(41)によると、鎌倉文士の主要メンバーによる寄せ書きは珍しく、「戦後の困難な時代での作家たちによるつながりが感じられる。(新型コロナウイルスがまん延する)こんな状況だからこそ見ていただければ」と話した。
  (谷出知謙)

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