能登中島駅「駅バル」好評

2020年8月10日 05時00分 (8月10日 12時28分更新)
駅ホームの特設席で食事を楽しめる駅バル=七尾市中島町浜田ののと鉄道能登中島駅で

駅ホームの特設席で食事を楽しめる駅バル=七尾市中島町浜田ののと鉄道能登中島駅で

  • 駅ホームの特設席で食事を楽しめる駅バル=七尾市中島町浜田ののと鉄道能登中島駅で

◇地元の味 ホームで提供
◇屋外 感染のリスク低く


 旧盆時期を迎え、七尾市中島町浜田ののと鉄道能登中島駅のホームの特設席で冷やし中島菜うどんや能登牛、能登ふぐ、岩ガキなど地元の食を楽しめるサービス「駅バル」が話題を集めている。新型コロナウイルス感染再拡大もあり、換気の心配がない屋外で食事を楽しめることも好評だ。土日祝日開催で、八日から開始を一時間早め午前九時から午後四時まで。新たな交流の場として駅のにぎわいにも一役買いたい考えだ。
 駅の売店「駅マルシェわんだらぁず」を運営するカワテンが実施。地元産食材の提供をはじめ鉄道や人気アニメの記念グッズなどを販売する。しかし新型コロナの影響で春ごろから団体客など駅利用者が激減。観光客だけでなく、地元住民も含め少しでも多くの人が駅を利用する機会にと企画した。
 駅ホームの屋根がある場所に三つのテーブルと椅子が置かれ、売店で注文すると席へ食事が運ばれる。アルコール類もあり、休日のひとときを異空間で味わえる。密集しないよう席の間隔も空けてある。
 九日昼に訪れた羽咋市上白瀬町の瀬戸武さんと従子(よりこ)さん夫妻=いずれも(86)=は墓参りに来た帰りに寄ったといい「中島菜うどんの能登牛つけ麺(税込み七百六十円)」を注文。「駅で食べられると聞いて来た。高校生のころ通った駅で懐かしい。ホームでおいしい物を食べられるのも楽しい」と笑顔だった。二人とも元教員で、能登島大橋がなかった当時、船で島へ通ったことが夫婦の出会いになったことも紹介し、カワテンの井田幸長社長(48)らと思い出話に花を咲かせた。
 井田社長は「コロナ禍で厳しいが、いろんな人が行き来する駅だからこその出会いもある。電車だけでなくバスや車で来た人も気軽に利用してほしい」と話した。(室木泰彦)

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