レッドブル・ホンダのフェルスタッペンが圧勝 ホンダの田辺TDも感慨ひとしお「本田宗一郎さんの命日の週末に勝ててうれしい」【F1第5戦70周年記念GP決勝】
2020年8月10日 08時17分
◇9日 F1第5戦70周年記念GP決勝(英シルバーストーンサーキット)
F1第5戦「70周年記念GP」は9日、英シルバーストーンサーキットで決勝が行われ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(22)=オランダ=が今季初勝利をマーク、無敵を誇っていたメルセデスの連勝を「4」で止めた。
F1が世界選手権化された1950年に開幕戦だったのがイギリスGPとして開催されたシルバーストーンサーキット。ホンダが当地で勝利するのはマクラーレンと組んでいた1989年イギリスGPのアラン・プロスト(フランス)以来、31年ぶりだ。ホンダの田辺豊治テクニカルディレクター(TD)も感無量の様子だ。
▽田辺TD「F1の70周年記念大会という特別なレース、そしてAston Martin Red Bull RacingのファクトリーとHonda F1の拠点があるイギリスでのレースで、フェルスタッペン選手が2020シーズンの初勝利を獲得しました。
8月5日はHondaの創始者本田宗一郎さんの命日、その週末にHonda F1の勝利を上げることができたことは感慨深く、また大変うれしく思っています。
今週は金曜日の走行開始時から、タイヤに非常に厳しいレースになることが予想されました。その状況下で予選からチームが勝つための戦略を立て、ドライバーのフェルスタッペン選手がそれにすばらしいドライビングで応えるなかで、HondaもPUを力強く機能させて、この勝利に貢献できたと感じています。すばらしいチームワークの結果による勝利でした。
チームメイトのアルボン選手も9番グリッドからトラフィックの中で難しい展開でしたが、粘りの走りを見せての5位入賞、後方スタートのクビアト選手も10位入賞と、Hondaとしていい結果になりました。
プラクティス、予選で好調だったガスリー選手は、レースペースが上らず惜しくも11位に終わりましたが、この先のレースでも好調を維持して良結果を出してくれることを期待しています。
シーズン初勝利をあげるまで少し時間がかかってしまいましたが、ようやくファンのみなさんに勝利を届けることができ、うれしく思っています。
この先も厳しい戦いが続きますが、更に勝利を手にするためにチームとともに戦闘力向上に向け努力を続けますので、引き続きの応援をよろしくお願いいたします」
▽フェルスタッペン(優勝)「チームとして最高の結果を出せ、素晴らしい一日になりました。レース結果から見えるように、ハードタイヤで予選Q2を走る戦略が奏功したと思います。ミディアムタイヤはあまり持たないので、ハードタイヤでの最初のスティントをどんなペースで何周走るかが鍵でした。僕たちのマシンはライバルに比べるとタイヤに優しいようで、特にレースでは柔らかいタイヤの方がマシンのフィーリングがよかったです。メルセデスのマシンをオーバーテイクし、引き離すことができたことに、大きな満足感を感じました。ここまでは圧倒的な強さを見せていますが、今日のようなレースをまたシーズン残りのレースでもできればと思っていますし、そのためにプッシュを続けていきます。いいチームワークですし、リスクを恐れずに挑戦していきます。まずは今日の勝利をゆっくりと噛みしめ、バルセロナでの次のレースに気持ちを切り替えます」
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