「法隆寺に匹敵」可能性 西明寺、確定へ「さらなる調査を」

2020年8月10日 05時00分 (8月10日 05時00分更新) 会員限定
本堂内陣の柱に描かれた菩薩像について説明する安嶋広島大院教授=甲良町の西明寺で

本堂内陣の柱に描かれた菩薩像について説明する安嶋広島大院教授=甲良町の西明寺で

  • 本堂内陣の柱に描かれた菩薩像について説明する安嶋広島大院教授=甲良町の西明寺で
  • 「さらなる調査をしてもらいたい」と話す西明寺の中野住職
 柱二本に描かれた絵から、飛鳥時代の六八五(天武一四)年ごろに建てられた可能性が指摘された甲良町池寺、西明寺の本堂(国宝)。世界遺産で世界最古の木造建築物、法隆寺(奈良県斑鳩町)に匹敵する建造物である可能性が出てきたとする、広島大院の安嶋紀昭教授の発表に、驚きが広がった。 (斎藤航輝、増村光俊)
 柱二本を撮影した赤外線写真を分析すると、飛鳥時代のものとみられる、青、緑、朱などの極彩色の菩薩(ぼさつ)八体などが描かれていた。さらに仏が安置されている内陣部分の構造には、奈良時代か、それより前の特徴が残っていることも判明。これまで本堂は鎌倉時代初期に建てられたとされていただけに、歴史が一挙に約五百年ほどさかのぼることになる。中野英勝住職は「夢のあるありがたい発見。まずは、しっかりした調査をしてほしい」と話す。
 西明寺は近くの金剛輪寺、百済寺とともに湖東三山と称される天台宗寺院の一つ。中野住職は「金剛輪寺、百済寺はともに、創建が奈良や飛鳥時代とされる。西明寺は平安時代とされるが、実はもっと古いのではないかと、以前から感じていた。別の専門家からも、本堂の建てられた時代などについて『通説通りだろう...

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