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福留孝介さんと中日・石伊雄太が対談 日本生命で指導した弟子に開幕マスク奪取指令「シーズンの半分は試合に」ノルマも課す

2025年2月10日 23時16分

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 本紙評論家の福留孝介さん(47)が中日のドラフト4位・石伊雄太捕手(24)と対談した。日本生命の先輩・後輩というだけではなく、特別臨時コーチとして指導した師弟関係でもある。石伊の捕手としての送球能力、打者としての勝負強さを高く評価する福留さんからは開幕スタメン奪取指令も飛び出した。(構成・渋谷真)

握手を交わす石伊(右)と福留孝介さん=7日、沖縄・北谷で


背番号9に『あ、福留さん』


 福留「こうして会うのは去年の12月以来だっけ?」
 石伊「はい。(野球部の)納会でした」
 福留「ドラフトが終わって、あいさつ回りや仮契約でバタバタしていたもんな。中日に指名され北谷で再会できたのも何かの縁」
 石伊「背番号も福留さんが最後につけられた9番。自分が選んだのではなく、提示されたんですが、その瞬間に『あ、福留さん』って」
 福留「背番号で野球をやるわけじゃないけど、最初の番号ってイメージがつくから。9といえば石伊。そんな選手になってほしい。でも、オレの中ではドラフト指名は1、2巡遅い。もうちょっと早く名前が呼ばれると思っていたんだよ」
 石伊「でも、日本生命に入ったころを思えば…」
 福留「第一印象は『これまであまり練習してないな』だった。すぐにへこたれていた。だから、形より、まずは数をしっかり振ろうってな」
 石伊「はい。めちゃくちゃきつかったです。福留さんに言われて覚えているのは、『とにかく真っすぐに差されるな』です。僕が受ける癖があるので『打ちにいけ』と。それと僕だけじゃなく野手全員に36インチ、1キロのマスコットバットを渡してくれました」
 福留「オレが現役時代に練習で振っていたのと同じサイズ。試合用より重さだけじゃなく、長い理由は遠心力を使えるコツを覚えてもらうため。ところで、今は試合用は何グラム?」

「打つ方は心配していない」


 石伊「860~70グラムです」
 福留「もう少し重い、最低でも880~90グラムは使うのがいいんじゃないかな。軽すぎると、プロの球の力に負けてしまうぞ。でもね、オレは打つ方は心配してないんだ」
 石伊「え、そうなんですか?」
 福留「石伊が勝負強いからというだけじゃなく、ブルペンでこれだけプロの球を捕れば目は慣れてくる。オレもキャンプ中はブルペンに足を運んで球を見る時間をつくっていた。捕っていれば速いと思わないでしょ?守備だけじゃなく、実は打撃の練習も兼ねているという考え。それが同じルーキーでも他のポジションと違うところ」
 石伊「まだその投手がどんな球質で、変化量はどれくらいとか確かめています。社会人と比べて投手の数が多いので。それに力を入れてないのにバランスよく、力感なく強い球がきます」

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