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重症者、なぜ少ない 新型コロナ、専門家「弱毒化」否定的

2020年8月9日 05時00分 (8月9日 05時01分更新)
 新型コロナウイルスの感染が七月以降、国内で再拡大しているが、春の流行期と比べて重症者は少ない。「ウイルスが変異し、弱毒化したのではないか」との見方も一部にあるが、専門家は「証拠はない」と否定的だ。重症者が少ない理由には、重症化しにくい若い感染者が多いことなどがあげられるという。ただ、重症者は最近じわじわ増えてきており、油断は禁物のよう。 (芦原千晶、戸川祐馬)
 「ウイルスは『虎』から『山猫』に格下げされ、ワクチンがなくても死滅できる」
 英紙テレグラフが六月下旬、こんな見出しを掲げた。記事はイタリアの医療関係者の話を紹介。重症化する患者が減ったとして弱毒化の可能性を指摘した。日本国内のインターネットの会員制交流サイト(SNS)でも、弱毒化説を唱える書き込みが散見される。
 今月七日分までの厚生労働省の集計によると、国内の一日の新規感染者数は七月末に千五百人を超え、四〜五月のピーク時の二倍を超えた。重症者数は、春のピーク時の四月三十日に三百二十八人に上ったが、七月以降は八月七日の百四十人が最多だ。死者数も五月の一カ月で四百六十人に上ったが、七月は三十七人、八月も七日までに二十八人。
 国立国...

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