浜松地区中学校音楽発表会 3年生ら成果披露

2020年8月9日 05時00分 (8月9日 05時03分更新)
感染予防のため間隔を空け、軽快な演奏を披露する篠原中学の生徒たち=浜松市中区のアクトシティ浜松大ホールで

感染予防のため間隔を空け、軽快な演奏を披露する篠原中学の生徒たち=浜松市中区のアクトシティ浜松大ホールで

  • 感染予防のため間隔を空け、軽快な演奏を披露する篠原中学の生徒たち=浜松市中区のアクトシティ浜松大ホールで
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった吹奏楽の甲子園「全日本吹奏楽コンクール」。晴れ舞台を失った生徒を救おうと、浜松市の中学教諭や市文化振興財団が代替の「浜松地区中学校音楽発表会」を企画した。発表会が八日、アクトシティ浜松で始まった。九日まで浜松市内の計三十九校が参加する。
 コンクールは、毎年秋に開かれるアマチュア吹奏楽のイベントでは最大規模。毎年夏に地方予選がある。感染防止対策として、来場は保護者や学校関係者に限ったほか、出場校を六つに分けて入れ替え制とした。
 東部中学校(南区)の鈴木菜心(なこ)さん(15)は「個人のミスも全体で補い、いい演奏ができた」と振り返った。コンクール中止で「最後の大会を失って悔しかった」。喪失感から部活動に前向きになれないなど、部員同士の擦れ違いもあったが、会議を重ねて音も気持ちも一つにまとめた。「仲間と過ごせるのも残りわずか。文化祭も音楽祭も楽しんでいきたい」とほほ笑んだ。
 二年前の三年生がコンクールに選んだ行進曲を奏でた篠原中学校(西区)。山崎成海さん(15)は「キラキラしていた先輩たちのように、私たちもあの舞台に立ちたいと思った」と選曲の理由を語る。コンクールに代わる発表会では演奏中、手拍子も出た。
 発表会を運営した天竜中学校教諭の小林翼さん(36)は「生徒の頑張りを見ており、成果を披露する場をつくってあげたかった。感染対策など苦労もあったが、達成感にあふれた顔を見て報われた」と話した。 (糸井絢子)

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