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中京大中京・高橋宏斗、自己最速更新154キロマーク! 大会初先発で1失点完投 敵将も思わず「プロに行って投げてほしい」

2020年8月8日 21時11分

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中京大中京・高橋宏

中京大中京・高橋宏

◇8日 夏季愛知県高校野球大会準々決勝 中京大中京 4―1 至学館(岡崎市民)

 夏季愛知県高校野球大会は8日、岡崎市の岡崎市民球場で準々決勝4試合があり、中京大中京は至学館に4―1で勝ち、4強進出。注目の高橋宏斗投手(3年)が、今大会初先発で自己最速を更新する154キロをマークし、5安打1失点で完投した。9日の準決勝は岡崎工―愛産大工、中京大中京―愛知黎明の顔合わせで行われる。三重では準決勝があり、四日市工といなべ総合が9日の決勝に勝ち上がった。
 両腕を広げ、マウンドで大きな声を張り上げた。3点リードの9回2死一、三塁。一発が出れば同点のピンチで、中京大中京の高橋宏が渾身(こんしん)のスライダーで最後の打者を中飛に打ち取った。
 「9回を投げ抜くつもりだった」。今大会初先発で、7月の智弁和歌山との練習試合以来となる完投。エースの力投で4強を決めた。
 1回、先頭の増田に初球の149キロ直球を捉えられ、右越え二塁打。2死三塁で4番・土岐に145キロを中前に運ばれ、先制された。「先制されたのは反省」と頭をかいたが、相手の直球狙いを察知すると、スライダー、ツーシームを織り交ぜ、2回から4イニング連続で三者凡退。2回から8回は二塁も踏ませなかった。
 3回には、ネット裏のスカウトのスピードガンで自己最速を1キロ更新する154キロを計測。「1球良かっただけでは…」と納得しなかったが、目標とする「甲子園で155キロ」が迫ってきた。
 ネット裏の中日・山本チーフスカウト補佐は「簡単に150キロが出るし、よく考えて投げている」とうなずいた。進学希望を表明している中、この日も7球団が視察。注目度の高さは異例だ。中京OBでもある至学館・麻王監督も「プロに行って投げてほしいですね」と思わず“後輩”にプロ入りを勧めたほどだ。
 酷暑でも1日6、7食を取って、83キロの体重をキープ。新型コロナウイルス対策で大会開幕後は外食を控えるなど、体調管理も万全だ。8回には足がつったようなしぐさを見せたが、高橋源一郎監督はあえて確認せずに続投。高橋宏も、弱音を吐くことなく最後まで投げきった。
 高橋監督は疲労を考慮し、9日の準決勝は高橋宏をベンチから外すことを明言した。9日は高橋宏の18歳の誕生日。「ベンチ入りしないのは初めて。いい記念日になる。勝利が一番のプレゼント」。サポート役に回って、決勝と12日の甲子園交流試合・智弁学園戦に備える。

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