花火で東郷に笑顔を 住民参加型で今夜大会

2020年8月8日 05時04分 (8月8日 12時27分更新)
イベントの準備を進める小中学生=福井市東郷公民館で(蓮覚寺宏絵撮影)

イベントの準備を進める小中学生=福井市東郷公民館で(蓮覚寺宏絵撮影)

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福井


 暗い気持ちになることもあるけれど、皆で空を見上げよう−。福井市東部の東郷地区で八日夜、住民参加型の花火大会が開かれる。住民や地元の中学生が協力し、地域に笑顔を広げようと準備を進めてきた。
 「住民が顔を合わせる場がなくなってしまった」。もともと行事が盛んな地区だった。新型コロナウイルスの感染拡大後、地区の恒例行事やスポーツ大会が軒並み中止になった。そうした中、できることはないかと東郷ふるさとおこし協議会が発案した。
 コロナが収束していない時期の開催に不安の声もあったが感染対策に配慮した方法を練って理解を得た。地区の自治会連合会や体育振興会も協力している。
 花火は三段階で実施する。地区の千百五十戸が参加することから、「線香花火」にかけて「東郷おつくね千戸花火」と銘打った。第一弾は、医療従事者への感謝を込めて青をベースにした花火を打ち上げる。第二弾は事前に配った市販の手持ちや打ち上げ花火をそれぞれの自宅周辺で楽しんでもらう。第三弾は「東郷地区の皆が同じ方向を向いていこう」という意味を込めた打ち上げ花火。第一弾と合わせて、足羽川堤防から百発を打ち上げ、各自宅付近で眺めてもらう。
 足羽第一中学校の生徒も二十五人ほどが協力。地区内にあるサービス付き高齢者向け住宅の駐車場で花火をし、利用者に楽しんでもらう。二年生の山崎綾音さん(14)、後藤唯花さん(13)は「行事がなくなって寂しかった。皆に楽しんでもらえるか楽しみ」と笑顔を見せる。
 協議会の藤井紀光会長(45)は「皆が前を向いてできることを考えた結果実現した。花火の後も、前向きにコロナ禍の日々を過ごしてほしい」と願っている。雨天の場合は九日に延期する。 (坂本碧)

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