大垣・上石津で戦国後期の「樫原城跡」確認 県遺跡地図と台帳に登録

2020年8月8日 05時00分 (8月8日 12時42分更新) 会員限定
樫原城跡に残る堀の跡=大垣市上石津町上多良で

樫原城跡に残る堀の跡=大垣市上石津町上多良で

  • 樫原城跡に残る堀の跡=大垣市上石津町上多良で
  • 樫原城跡概要図
 大垣市上石津町上多良の里山の一部で、戦国時代後期の小規模な城跡が確認された。「樫原(かしばら)城跡」として七月八日付で、県遺跡地図および台帳に登録された。 (生田貴士)
 城跡は樫原公民館や津島神社の裏山の尾根の先端部分。昨年六月、別の城跡の調査の一環で、県が製作した立体地図から城跡のような場所を見つけた。今年一月、城郭に詳しい滋賀県立大の中井均教授が現地を調査した結果、土塁や堀を備えた城跡と判明した。
 南北が約六十メートル、東西が約五十メートルの方形。尾根筋に続く南辺には高さ三メートルの土塁と堀を備え、北側にも堀がある。東には入り口に当たる「虎口(こぐち)」があったとみられる。
 中井教授の解説によると、伊賀(三重県)や甲賀(滋賀県)に見られる構造で、西濃地方では珍しいという。詳しい築城年代や築城主体は不明で、伝承もないことから、緊急的で臨時的な城と考えられるとしている。
 上石津町では、昨年にも中世の城跡「城ケ平城跡」が確認されており、地元では「樫原城跡」と合わせて地域活性化に活用していく考え。関係者は「このような遺構が見つかったのはうれしい。今後も調査と保存を進め、地域の宝として大切...

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