古代よろい「挂甲」復元 8日から各務原市中央図書館で展示

2020年8月8日 05時00分 (8月8日 12時40分更新) 会員限定
アルミ板でよろいを作った櫛田さん(右)=各務原市の中央図書館で

アルミ板でよろいを作った櫛田さん(右)=各務原市の中央図書館で

  • アルミ板でよろいを作った櫛田さん(右)=各務原市の中央図書館で
 新型コロナウイルス感染拡大に伴う在宅勤務を生かし、各務原市教委文化財課の櫛田智代子さん(46)が、古代のよろい「挂甲(けいこう)」の原寸大レプリカを手作業で完成させた。八日から同市中央図書館三階の歴史ギャラリーで展示し、実際に試着もできる。 
  (大山弘)
 挂甲は幅約二センチ、長さ五〜十五センチの短冊形の鉄板を革ひもでつなぎ合わせた古代の騎馬用の武具。小さな部品を組み合わせているため、着用中にも体を曲げ伸ばしできる。各務原市では、六世紀後半に造られた大牧一号古墳(鵜沼大伊木町)から副葬品として出土している。
 市教委は、昨年十一〜十二月の企画展でも挂甲の一部を復元展示したが、さらに構造を分かりやすく伝えようと、櫛田さんは今年一月から左側前面部分だけを再現するつもりで制作を始めた。ところが、作業を進める途中で新型コロナが流行し、隔日での在宅勤務に。よろい作りならば家でも作業を進められると、全身の復元を決めた。
 古代のよろいは鉄板を使っていたが、作業と着やすさを考えてアルミ板に変更。板の切断や穴開け、革ひもを通すところまで全て一人で作業した。文献を参考に設計図を考え、使ったアルミ板は計八百...

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