【富山】南砺観光 金沢から来て 観光協、都市型ホテル懇と連携

2020年8月8日 05時00分 (8月8日 09時59分更新)
城端曳山会館を見学するホテル関係者=7日、富山県南砺市内で(松村裕子撮影)

城端曳山会館を見学するホテル関係者=7日、富山県南砺市内で(松村裕子撮影)

  • 城端曳山会館を見学するホテル関係者=7日、富山県南砺市内で(松村裕子撮影)

バス乗り放題や日帰り企画


 世界文化遺産の五箇山合掌造り集落や日本遺産の「木彫刻のまち・井波」など観光地を抱える富山県南砺市観光協会は、金沢市内七つの都市型ホテルでつくる「金沢ホテル懇話会」と連携した誘客キャンペーンに本格的に乗り出す。新型コロナウイルスの感染拡大で観光客が減る中、ホテル宿泊客に日帰り旅行をしてもらい、地域振興につなげるのが狙いで、ホテル関係者が七日、南砺の観光施設を視察した。
 観光協会側が連携を呼び掛け、ホテル側が応じた。観光協会は四月、金沢駅金沢港口(西口)と南砺市内を結ぶバスに二日間自由に乗れる切符を発売。城端での和菓子作りや五箇山での紙すきなど体験を組み合わせた日帰り旅行を提案した。切符発売前の三月にホテル関係者を招待して現地視察を計画したが、コロナの影響で延期していた。
 キャンペーンでは南砺、金沢両市がともにかつての加賀藩領域で両市を結ぶ道を藩主がタカ狩りなどで通ったことにちなみ、「殿さま街道おちかづきプロモーション」と銘打って誘客を進める。コロナで宿泊者が減ったホテルにとっても、金沢の周辺観光に南砺市が加わることで連泊が見込める。
 七日はホテルの支配人やコンシェルジュら十六人が井波や合掌造り集落の相倉などを巡った。国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の城端曳山(ひきやま)祭で知られる城端では、井波彫刻や金箔(きんぱく)で飾った豪華絢爛(ごうかけんらん)な曳山を城端曳山会館で見学し、城端別院善徳寺に参拝した。
 金沢ホテル懇話会の庄田正一会長(金沢ニューグランドホテル社長)は「近くにすてきなものがあった。コロナ禍に足元を見つめ直したい。今しかできない近場のツアーはコロナ後も大きな観光資源になる」と期待した。観光協会の担当者は「金沢を拠点に旅行する観光客は多く、県境を越えて来てほしい」と話した。(松村裕子)

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