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アウトレット構想中止 島田市「経済的リスク大きい」

2020年8月8日 05時00分 (8月8日 05時00分更新)

 島田市は七日、旧金谷中学校跡地(金谷富士見町)に計画したアウトレットモールや、健康維持増進施設の建設を中止すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で「経済的リスクが大きい」ことなどを理由に、市が同日に緊急で開いた議員全員協議会で明らかにした。
 一九七七年に移転した旧金谷中の跡地は、静岡空港や新東名高速道路島田金谷インターチェンジ(IC)から近い。市有地五・五ヘクタールに四、五十店舗が入り、二〇二一年三月までに完成させる計画だった。市は三日付で、「八ケ岳モールマネージメント」(東京都千代田区)と「統合の杜研究所」(同)との契約を解除した。双方の合意で、契約解除における損害賠償は発生しない。
 新型コロナウイルスのまん延を受け、市と事業者は四月から協議。事業者側から「当初の条件で事業モデルを組み立てることが難しい」などと撤退の意向が示され、市は受け入れた。染谷絹代市長は「長年にわたり積み上げた事業のため、つらい判断だった。関わった皆さまに大変申し訳なく感じている」と話した。
 計画は二〇一八年八月に公表されたが、パース図や設計図が公開されないなど、当初の計画より進捗(しんちょく)に大幅な遅れが生じ、新型コロナの発生前から「本当にできるのか」と疑問視する声が地元で上がっていた。 (大橋貴史)

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