5年ぶりメジャー出場の石川遼は「めちゃくちゃ緊張」出遅れ2オーバー90位スタート 後半はショット納得「明日は楽しみ」
2020年8月7日 14時13分
◇6日 全米プロ選手権第1日(米カリフォルニア州サンフランシスコ、TPCハーディングパーク)
【サンフランシスコ(米カリフォルニア州)テッド・ムース】今季唯一のメジャー戦が開幕。5年ぶりのメジャーとなった石川遼(28)=カシオ=は2バーディー、4ボギーの72、2オーバーで90位発進となった。
5年ぶりのメジャー挑戦は苦しい出足となった。大舞台は2015年6月の全米オープン以来となった石川は、先行したボギーを取り返すとすぐにまた崩す展開に、「もったいない」と何度も繰り返した。
5番パー4で左右のラフを渡り歩いて最初のボギー。6番で12メートルの長いパットを決めて取り返したが、7番と8番はいずれもバンカーから寄せられなかった。「ギャラリーはいないけれど、めちゃくちゃ緊張した。久しぶりのメジャー戦、5カ月ぶりの試合ということで、前半はばたばたしてしまった」と反省した。
ただ、その中で手応えを感じたホールとして挙げたのは、9番パー4。30ヤードの寄せを1・5メートルにつけた。「自分では苦手な距離。日本でも米国でも、この距離のアプローチが残ることはあまりない。今大会はこの距離で打つことが多いと思ったので、練習を重点的にやっていた」という。このパーセーブが10番のバーディーにつながった。
13年から5年間、米ツアーに本格参戦したが、未勝利に終わった。日本に復帰してもしばらくは好結果が出なかったが、昨年は3勝して復活。今回は日本ツアーのエースとして臨んでいる。「気持ち的にも結構燃えているものがあったかもしれない。予選通過もかかっているけれど、自分がしっかりやるべきことに集中してやっていきたい。ショットは後半の上がりがよかったので、明日は楽しみ」と話した。
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