飛騨&北陸通信 岐阜・飛騨市美術館 飛騨の伝統漁具など展示 23日まで

2020年8月7日 05時00分

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漁具などが展示されている館内

漁具などが展示されている館内

  • 漁具などが展示されている館内
 アユ釣りや渓流釣りで人気がある岐阜県飛騨地方の宮川−。かつて流域の住人たちが用いた漁具や伝統漁法、魚食文化を紹介するイベントが23日まで飛騨市古川町の市美術館で開催中だ。
 宮川は富山県境で高原川と合流し、神通川となって日本海に注ぐ。下流にダムができる昭和中頃までサクラマスやサケ、アユが遡上(そじょう)し、最上流の高山市一之宮町でも遡上した魚が確認されている。
 展示しているのはそれらの魚を捕った宮川と高原川で使われた漁具約80点のほか、地元の生き証人による聞き取りや古文書「斐太後風土記」に記された漁法、捕獲したアユやサクラマスの塩漬けで作った「すし大根」、子持ちアユの「コボシ」と呼ばれる伝統料理のパネル写真など。
 漁具の多くは大正〜昭和半ばに使われた文化財クラスの品。割竹を円すい状に編んだウエや重さ2キロもある“フセカギ”と呼ばれるヤス、ワイヤを使って数人で操る巨大なつるし網など。
 つるし網は江戸時代、杉原村(現宮川町杉原)にあった高さ5メートル、幅52メートルの大滝に仕掛けた大掛かりな「一之瀬仰天網」の技を受け継いで作られたもの。このほか宮川下流で今も行われる「夜川網漁」の舟と道具、杉原村で国内最大級という約640グラムの“なたべらアユ”と呼ばれる巨アユを釣った伊豆の釣り師・山下福太郎(1899〜1963)の紹介や愛用山下竿をモデルにした和竿も。

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