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外山滋比古さん死去 96歳「思考の整理学」

2020年8月7日 05時00分 (8月7日 05時01分更新)
外山滋比古さん

外山滋比古さん

 英文学者でベストセラー「思考の整理学」の著者としても知られるお茶の水女子大名誉教授の外山滋比古(とやま・しげひこ)さんが七月三十日午前七時十八分、胆管がんのため東京都内の病院で死去した。九十六歳。愛知県寺津町(現西尾市)生まれ。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は長女みどりさん。
 東京文理科大(現・筑波大)卒。お茶の水女子大教授、昭和女子大教授などを歴任。読書の在り方が音読から黙読へ変化する過程を考察した「近代読者論」で注目を集めた。専門の英文学にとどまらず、広く「言葉」の問題を考察。幼児教育の重要性も提言した。
 自分で考えることの大切さを説いた「思考の整理学」は、一九八六年の文庫刊行から約三十年たってもなお大学生ら若い読者を獲得、累計二百五十万部以上のベストセラーになった。
 「修辞的残像」「日本語の論理」「シェイクスピアと近代」など著書多数。NHK放送文化賞、勲三等旭日中綬章。

<評伝>「言葉にしたい」300の著書で表現

 「読む人は違うけれど、同じように面白いと思ってくれる。借りたり盗んだりした考えではないから、古くならないのでしょう」
 新刊の取材で東京都内の高齢者施設を訪ねたのは、...

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