吉永小百合、映画出演122本目で初の医師役 コロナ禍で“いのち”の大切さ問う

2020年8月7日 06時00分

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初の医師役に挑戦する吉永小百合

初の医師役に挑戦する吉永小百合

  • 初の医師役に挑戦する吉永小百合
  • 診療所で働く青年を演じる松坂桃李
  • 訪問看護師を演じる広瀬すず
  • 「まほろば診療所」院長役の西田敏行
  • 主人公の父親を演じる田中泯
  • 原作の「いのちの停車場」

来年公開「いのちの停車場」

 女優吉永小百合(75)が、来年公開の映画「いのちの停車場」(成島出監督)で主演することが決まった。感動のヒューマン医療ドラマで、吉永は出演映画122本目で初の医師役に挑戦。新型コロナウイルスが蔓延(まんえん)し医療への注目が集まる今、吉永がスクリーンを通して“いのち”の大切さを問い掛ける。
 今作は、現役医師で作家でもある南杏子さんの小説「いのちの停車場」(幻冬舎)が原作。今年5月27日の小説発売と同時に映画化も発表され、大きな話題となった。大学病院で救命救急医として勤めてきた白石咲和子(吉永)は石川県の実家へと戻り、在宅医療を通して患者と向き合う「まほろば診療所」に勤務。初めは戸惑いを感じるが、在宅医療だからこそできる患者や家族、“いのち”との向き合い方を見つけ出していく。
 吉永は1959年公開の「朝を呼ぶ口笛」で銀幕デビュー。以来、主演を務めた「最高の人生の見つけ方」(2019年)まで121本の作品に出演してきたが、意外にも医師役とは縁がなかった。原作にほれこみ在宅医療を行っている診療所の医師や、大学病院の救命救急センター長に6月から指導を受けてきた吉永。今回、手術シーンはないものの患者に処置を施す場面もあり、役作りに並々ならぬ情熱を傾けている。
 折しもコロナ禍の最前線で戦う医療従事者への称賛の輪が広がっている昨今。吉永自身も「幼いころ、身体が弱くて何度も入院し、素晴らしい先生に救(たす)けていただきました」と自身の体験を明かし、医師への感謝を忘れない。撮影を控え「今、私はどんなドクター像を作ることができるか、心が弾む毎日、しっかり準備します。医療関係の方々へ感謝の思いを込め、“生と死”をしっかり見つめる作品をみんなで力を合わせて作ります」と渾身(こんしん)の映画に仕上げようと力を込める。
 原作の南さんは映画化と吉永主演に感激。「ベテラン女医ブームが来る―と確信しています」と断言した。

松坂桃李&広瀬すず、吉永小百合と初共演で「そわそわ」

 咲和子を取り巻く主要な登場人物を豪華キャストが演じる。咲和子と同じ大学病院に事務員として勤め、咲和子を追い、まほろば診療所で働く青年・野呂聖二に松坂桃李(31)、診療所を支える訪問看護師・星野麻世に広瀬すず(22)、診療所院長・仙川徹に西田敏行(72)、咲和子の父・白石達郎を田中泯(75)が演じる。
 松坂、広瀬、田中は吉永と初共演。松坂は「今回、吉永小百合さんとご一緒できること、大変うれしく思います。と同時にものすごく緊張しております」、広瀬は「成島監督、吉永小百合さんをはじめ、このようなすてきな共演者の皆さまと一緒にお芝居ができることを、そわそわしながらも、楽しみで仕方がありません」と喜ぶ。
 西田は「天国の大罪」(1992年)以来、映画では吉永と約30年ぶりの共演。「憧れの吉永小百合さんを座長に頂き、『いのちの停車場』という作品に参加できることで、齢(よわい)72の私は、喜びと緊張で生きる力が、みなぎってまいりました」と表現。
 田中は「私は二人居ない。そしてたった一度の人生を生きている。『その人』も唯一無二の人生を生きる人だ。台本の中の『その人』に僕は震えた。言葉で書き上げられた台本をこんなにうらめしく思ったことはない。『その人』となって僕が映画の中に居る?居たい!僕の全身は本当を見つけられるのか、不安だ。が、絶対に『その人』をそこに居させてみせる」とコメントしている。

全スタッフ・キャストがPCR検査受ける

 撮影は9月に東京都内や近郊などでスタート。コロナ対策を講じた上で物語の舞台である金沢でのロケも予定している。
 現在撮影の準備を進めており、抗体検査の徹底や打ち合わせなどの際のフェースガード着用、アクリル板による仕切りをもうけるなど感染予防に努める。今後、全スタッフ・キャストがPCR検査も受けるといい、“いのち”を守るため万全の対策を取る。

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