阿炎 3場所出場停止と5カ月の50%減俸 引退届は受理されず…再起へ厳しい条件

2020年8月6日 19時44分

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阿炎

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 新型コロナウイルス禍の7月場所前と場所中に、知人と複数回に渡り接待を伴う夜の店に行ったことが発覚した幕内の阿炎(26)=錣山=らの処分に関する理事会が6日、東京・両国国技館で開かれ、阿炎には3場所出場停止・5カ月の50%減俸が課せられた。1日に師匠の錣山親方(元関脇寺尾)を通じて提出された引退届は受理されなかったが、再起にあたっては厳しい条件が突きつけられた。
 コンプライアンス委員会からの答申は「2場所出場停止。その後に引退届を受理」というものだったが、阿炎に最後のチャンスが与えられた。引退届を受理するかしないか、理事会で多数決が採られ、受理しないことに決定。その上で3場所出場停止と5カ月の50%減俸の処分を決め、3つの厳しい条件を付けた。
 「今後、程度を問わず協会に迷惑をかける行為を行った場合には、預かっている引退届を受理する」「そのことを了承する旨の誓約書を提出すること」「住居を錣山部屋に移し、師匠の直接的な監視下に入ること」の3点。6月に結婚したばかりの阿炎だが、4場所後には幕下へ落ちることが濃厚で、一からの出直しを求められた。
 「3密」状態の夜の店に、7月7日から24日まで計4回の飲食・遊興を繰り返した。だが、コンプライアンス委員会の聴取で「24日は行っていない」とウソをつき、一緒に出かけた幕下力士に口裏合わせを働きかけたとして、理事会では「担当理事にウソをつくなどしただけでなく、口裏合わせの働きかけにまで及んで、責任軽減を図ろうとしたものであり、かような態度からも、真摯(しんし)な反省の情は見て取れない」と切り捨てられた。
 芝田山広報部長(元横綱大乃国)によると、理事会に呼ばれた阿炎は「自分が何をしたか分かっていない感じだった。今時と言えば、今時だけど。大人になりきれてない。ウソをついたことにうまく答えられない。(ある役員から)『入ってきたら、申し訳ありませんとか言えないのか』と言われていた。そういうことができるタイプじゃないんでしょうね」とあきれたようすだった。
 最後のチャンスを生かし、大人になって戻ってこられるのか。芝田山広報部長によると「本人は戻りたい気持ちがあると言っていた。責任を感じていると」と、阿炎は土俵復帰を目指しているとのことだが、安易な決断では戻ることは難しいだろう。

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