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キウイ似「シマサルナシ」産地化へ 御浜・県紀南果樹研究室

2020年8月6日 05時00分 (8月6日 11時40分更新)
たくさんの実が付いたシマサルナシ=熊野市金山町で

たくさんの実が付いたシマサルナシ=熊野市金山町で

 熊野市や御浜、紀宝両町の温暖な気候を生かし、県紀南果樹研究室(御浜町)などは、キウイフルーツの仲間「シマサルナシ」の産地化を図っている。新たなご当地フルーツとして、かんきつ農家約二十戸が栽培し、流通にも力を入れている。
 シマサルナシはマタタビ科のつる性植物で、太平洋岸など温帯から亜熱帯の地域に分布。果実は直径三〜四センチで、収穫後に追熟させると糖度が一五度と高い。北限にあたる県最南部では沿岸部に自生しているが、絶滅危惧種に指定されている。
 三市町は県内で最もかんきつ類の栽培が盛ん。県は二〇〇三年、新たな収入源にしようと、紀南果樹研究室にある試験場で栽培を始めた。順調に生育した一二年には、三市町のかんきつ農家五戸に苗木を配り、実験的に育て始めた。
 五年ほど前には、かんきつ類の主力となる温州ミカンの市場価格が生産余剰などで大きく落ち込んだ。同研究室によると、例年は一キロあたり百八十円前後だが、百円を切ったという。農家の期待も高まり、今では二十戸がシマサルナシを育てている。熊野市金山町の大西誠さん(84)は「消毒をほとんどしなくていいなど、かんきつ類よりも手間暇をかけずに育てられる」と話す...

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