戦後75年爪痕 磐田の飛行学校跡地に巨大な壁

2020年8月6日 05時00分 (8月6日 05時03分更新)
戦闘機の格納庫の一部が残る竜洋袖浦公園=磐田市飛平松で

戦闘機の格納庫の一部が残る竜洋袖浦公園=磐田市飛平松で

  • 戦闘機の格納庫の一部が残る竜洋袖浦公園=磐田市飛平松で
 芝の上に並ぶ巨大なコンクリートが、墓標を感じさせる。磐田市飛平松(とびひらまつ)の竜洋袖浦公園には、戦闘機の格納庫の一部が今も残る。
 明野陸軍飛行学校天竜分教場の跡地に一九九三年に整備され、航空自衛隊の往年の戦闘機が展示されている。近所の子どもたちからは「飛行機公園」と呼ばれ親しまれている。
 コンクリートの壁の近くで家族と遊んでいた主婦戸塚真生さん(32)=掛川市洋望台=は「飛行学校の跡地が公園になっていることは知っていました」と話す。
 格納庫はドーム型の屋根に覆われていた。周囲では、米軍の艦砲射撃が何度かあったと伝わる。
 「戦時中の構造物なのに頑丈で、令和の今造られたといわれても信じてしまいそう」と戸塚さん。「母親になってから、戦争を体験してきた人たちの思いを近くに感じるようになりました」と、三歳の息子を抱き寄せた。
 写真・文 山田英二

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