生活一変、涙に暮れる毎日 龍ケ鼻ダム湖遺棄の被害者親族

2020年8月6日 05時00分 (8月6日 10時49分更新) 会員限定
 坂井市丸岡町の龍ケ鼻ダム湖で6月、遺体で発見された福井市の塾講師青柳卓宏さん=当時(40)=の親族の男性が、本紙の取材に応じた。「(青柳さんは)おとなしく、怒った顔を見たことがない。人に恨まれるようなことは絶対にない。なぜ殺されなければならなかったのか」。答えの出ない問いが、頭を離れない。(畑明日香、堂下佳鈴、波多野智月)
 一人暮らしだった青柳さんは週三回、福井市の実家で家族と夕食を共にすることを習慣にしていた。「律儀な性格で、いつも同じ時間に顔を出していた」。ところが、六月二十八日の夜は、約束の時間を過ぎても姿を見せなかった。

現在の胸の内を語る青柳さんの親族の男性=福井市内で(一部画像処理)

 「おかしい。何かあったのではないか」。胸騒ぎを覚え、アパートに様子を見に行った。部屋には誰もおらず、車が残されているのを見て、不安が高まった。三十日朝、新聞で龍ケ鼻ダム湖で身元不明の遺体が見つかったことを知った。「もし卓宏だったら」と嫌な予感がした。警察から連絡があったのは、その日の昼だった。
 青柳さんは幼い頃から温厚な性格だった。勉強が好きで努力家。「数学が大好きで、いつも成績が良かった」。高校は、県内有数の進学校に進んだ。読書好きで、部屋はいつも小説であ...

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