ふなずし発酵臭、古代米…多彩なビール 大津・近江麦酒 

2020年8月6日 05時00分 (8月6日 05時00分更新) 会員限定
近江麦酒の山下代表=大津市本堅田で

近江麦酒の山下代表=大津市本堅田で

  • 近江麦酒の山下代表=大津市本堅田で
 ここでしか飲めないビールを−。そんな思いで、県産食材を生かした商品造りを続けている、大津市の地ビール製造業「近江麦酒」。ユズやブルーベリーなどの果物だけでなく、ふなずしやセタシジミといった一風変わった食材も扱う。地域に根付いたビールは、住民や観光客から人気を集めている。(柳昂介)
 大津市本堅田に構える醸造所では、山下友大代表(47)が一人で作業に打ち込む。一度に造る量は百二十〜百三十リットルで、通常五百〜千リットルほど造る他の小規模業者よりも圧倒的に少ない。山下代表は「造る回数が多いので、たくさんの種類に挑戦できる。また、ビールに対する経験も上がっている」とメリットを語る。
 開業から二〜三カ月後、野洲市のイベントで販売するため、ふなずしを使った商品の開発に着手。ふなずし独特の発酵臭を加えたビールは、好評を得た。それ以降も、「近江富士いちご」や「政所(まんどころ)茶」などの特産品を使い、次々と新たな味を誕生させている。
 プログラマーだった山下代表は、ビール好きが高じて自分で醸造したいと考えるようになり、地元に根差した商品を造っていた島根県の「石見麦酒」で、一カ月ほど修業。ビールの定義が...

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