感染症対策、降雨に無観客…異例の夏 県高校野球回顧

2020年8月5日 05時00分 (8月5日 12時09分更新) 会員限定
 県高校野球大会は三日、福井市の県営球場で決勝戦が行われ、計九日間の熱戦が幕を閉じた。新型コロナウイルスの影響で甲子園という目標を失っても、選手たちは全力で県の頂点を目指した。ただ、新型コロナが再びまん延する中、選手にとっても運営側にとっても異例の夏だった。 (谷出知謙、波多野智月)
 ■集大成
 選手からよく聞かれたのは「恩返し」という言葉だ。長期の臨時休校や甲子園中止などを経験し、啓新の山沢太陽主将は「親のおかげで野球ができていると気付いた」と言った。勝利至上ではなく、スタンドにいる保護者に仲間と成長した姿を見せる意味合いが強い大会だった。
 武生東の森壮志(たけし)主将は「三年間の区切りになった。試合ができて感謝している」、高志の高村林昌(りんしょう)主将は「特別な大会だったからこそ楽しむことを意識して臨めた」と振り返った。一方で、保護者ら関係者を除く無観客試合となり、大声を出す組織的な応援も禁止。「異様な雰囲気だった」という声もあった。
 ■未知の運営
 大会は順調な日程消化が欠かせなかった。期末試験などの学校行事が控え、県内でも新型コロナの感染者が増え始めた。「(七月二十三日からの)四...

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