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宮殿を仮組み、秘仏ぴったり 安土・観音正寺、住職らにっこり

2020年8月5日 05時00分 (8月5日 12時00分更新)
仮組みの宮殿内に、冨田さん(左)らの手で収められた秘仏千手観音。右は説明を聞き、笑顔の岡村住職=近江八幡市安土町石寺の観音正寺で

仮組みの宮殿内に、冨田さん(左)らの手で収められた秘仏千手観音。右は説明を聞き、笑顔の岡村住職=近江八幡市安土町石寺の観音正寺で

  • 仮組みの宮殿内に、冨田さん(左)らの手で収められた秘仏千手観音。右は説明を聞き、笑顔の岡村住職=近江八幡市安土町石寺の観音正寺で
  • 宮殿の屋根を取り付ける冨田工芸のスタッフ=近江八幡市安土町石寺の観音正寺で
 西国第32番札所の観音正寺(近江八幡市安土町石寺)で4日、修復中の千手観音を安置する宮殿(くうでん)の仮組み作業があった。18日に営まれる千日会法要で、宮殿に千手観音を仮安置し、一般公開する。(松瀬晴行)
 この日は、千手観音の修復を担当する冨田工芸(京都市東山区)の京仏師、冨田珠雲(じゅうん)さん(45)らスタッフのほか、宮殿師の小野田潤一さん(70)=愛知県岡崎市=が作業に当たった。
 宮殿は、高さ三・六メートル、幅一・八メートル、奥行き一・三メートルほど。午前十時すぎ、本尊が安置される本堂の後陣に、宮殿の柱や扉の一部などが次々と搬入され、須弥壇(しゅみだん)の上で仮組み。昼食を挟み、屋根部分を持ち上げて取り付け、光背を付けた千手観音を暫定的に収めて、バランスを確認した。
 千手観音はいったん工房に持ち帰り、千日会に合わせて仮安置する。宮殿は八月下旬に解体し、来年には漆塗りや金箔(きんぱく)を施すほか、屋根葺(ぶ)きも予定する。
 千手観音は秘仏として修復中で、千日会の後は漆塗りや金箔、截金(きりかね)が施され、観音正寺を開いたとされる聖徳太子の没後千四百年にあたる二〇二二年の四月二十日...

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