死別の悲しみ、ケアしよう 夫亡くした新田さん、名古屋にサロン開設

2020年8月5日 05時00分 (8月5日 11時35分更新) 会員限定
グリーフケアに取り組む新田さんがオープンさせたサロン=名古屋市千種区末盛通4で

グリーフケアに取り組む新田さんがオープンさせたサロン=名古屋市千種区末盛通4で

  • グリーフケアに取り組む新田さんがオープンさせたサロン=名古屋市千種区末盛通4で
 大切な人を亡くした悲しみ(グリーフ)を抱えた人たちの心の整理を手助けする「グリーフケア」が注目されるようになってきた。夫をがんで亡くした経験からグリーフケアに関わるようになった名古屋市の女性が7月、地下鉄本山駅近くに相談窓口を兼ねたグリーフサロン「まぐのりあ」をオープンさせた。個人での開設は珍しいという。(大森雅弥)
 女性は精神保健福祉士・臨床傾聴士の新田尋美(ひろみ)さん(59)=同市千種区。臨床検査技師をしていた一九九一年、医師をしていた洋司さんと結婚した。しかし、洋司さんは二〇〇一年にがんであることが判明。入院からわずか三カ月で亡くなった。
 それまで「(夫に)依存状態だった」という新田さんは三年間、ほとんど外に出られないほどの悲しみに陥る。特別な大事故などの例を別にすると、家族などの“普通の”死は誰もが経験するため、残された人間のケアがなおざりにされてきたことを、身をもって知った。
 やがて同じ悲しみを知る遺族会に参加したことをきっかけにグリーフケアを知り、精神保健福祉士の国家資格を取得。名古屋市内の在宅支援クリニックなどでソーシャルワーカーとして働く傍ら、上智大グリーフケア研究...

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