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 医療的ケア児者の相談窓口  福井に県支援センター 

2022年8月2日 05時05分 (8月2日 09時52分更新)

進路や家族の悩み対応

病院の入り口に看板を設置した津田院長(左)と服部部長

相談室で患者の家族と話す津田院長(右)=いずれも1日、福井市江端町の育ちのクリニック津田で


 県は一日、医療的な生活援助が必要な「医療的ケア児者」やその家族を支援するための相談窓口「医療的ケア児者支援センター」を福井市江端町の育ちのクリニック津田に設置した。医療的ケア児者と関係機関をつなぎ、地域社会と連携する窓口の役割を担う。 (波多野智月)
 二〇二一年九月に施行した医療的ケア児支援法で、センターの設置が促されたことに対応した。県は医療機関を公募し、治療の実績などから同院を選んだ。
 センターには看護師が常駐し、医療的ケア児の進路や就職の際に利用できるサービス、「仕事と育児の両立が難しい」といった家族の悩みなど、あらゆる相談に対応する。
 相談料は無料。電話やメールで受け付けており、事前に予約すると院内の相談室で直接相談できる。内容によって学校や地域の医療機関、福祉サービスにつなぎ、地域での包括的なケア体制の構築を目指す。
 開設に当たり、同院の津田英夫院長と県健康福祉部の服部和恵部長が病院の入り口に看板を設置した。津田院長は「いずれは医師や訪問看護師の人材育成も進め、医療的ケア児を地域でみる体制を整えていきたい」と展望を述べた。
 大野市から長女(12)の診察で訪れた利用者は「(学校に上がる前は)特別支援学校の存在も知らず、自分で調べた。相談できるところがあれば安心につながる」と話した。
 県によると、二一年四月時点で、県内に四十歳未満の医療的ケア児者は百九十七人いる。
 (問)県医療的ケア児者支援センター=0776(97)9210

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