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新型コロナ対策気を引き締めて 県春季総体までに周知徹底へ

2022年5月15日 05時05分 (5月15日 12時04分更新)
各競技団体が用意している健康チェックシート。正しい情報が記入されているかは不透明だ=一部画像処理

各競技団体が用意している健康チェックシート。正しい情報が記入されているかは不透明だ=一部画像処理


 運動部活動に所属する中高生の県大会が今月下旬から本格化するのを前に、新型コロナウイルスの感染再拡大が懸念されている。四月末に開かれた高校生の屋内競技の県大会では、百人を超える大規模なクラスター(感染者集団)が発生した。県は大会の主催者にこれまで以上に責任感を持つよう求め、重点的に取り組むべき対策を示す方針だ。 (谷出知謙)
 クラスターが起きた大会には選手、監督、大会関係者ら二百五十人が参加。その46%に当たる百十四人(十四日現在)が感染した。競技団体はその競技の特性に合わせた感染対策ガイドラインを設けているが、県は競技以外の着替えや飲食時に感染が広がったとみている。
 県教委保健体育課の平井昌彦参事は「対策が形骸化している状況がみられた」と言う。今月二十八日から、夏の全国高校総合体育大会(インターハイ)の予選となる県春季総体が県内各地で本格的に始まるのを前に対策の周知を呼び掛ける予定で、会場に入場する際の検温など基本の徹底はもちろん、昼食時にマスク会食をしているかの見回りや屋内競技なら常時換気を行うなど、クラスターの反省を生かした対策を求める。
 大会参加者から感染者が出た時の連絡体制も整備。「早く情報が伝われば部活動を休止し被害は減る。連絡体制が不十分だと、今回のように連鎖的に感染が広がる」と指摘する。
 来場者の健康状態を把握するチェックシートにも穴がある。体温や風邪症状の有無などについて、正確に記入しているかは不透明。複数の指導者は「大会に出場したい選手が、正直に書いているかは分からない」と明かす。チームとして、選手の体調管理を徹底していくことが欠かせない。
 県春季総体では競技会場での密を避けるため、会場の数を増やしたり、大会日程を延ばしたりする競技もある。県高校体育連盟は「これまでと同じ対策ではなく、もう一度再確認して徹底していかないと」と気を引き締めている。

県内感染5日連続300人超


 県は十四日、新たに三百五十六人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者数が三百人を上回るのは五日連続。
 福井工大では学生五人が感染し、累計は十一人となった。感染経路は別々とみられる。
 この日の感染経路は百五十四系統に分けられ、うち新規系統は四十九系統と高止まりしているため、県の担当者は「大型連休の影響も踏まえ、一定期間はこの感染状況が続いていくだろう」と話した。
 この日の感染者は十歳未満から九十代で、全員が軽症または無症状。感染者のうち学生は九十一人で、内訳は小学生四十六人、中学生十六人、高校生十一人、大学生ら十八人。未就学児は二十八人だった。公務員関係では福井市三人、同市消防、大野市消防、あわら市、県警、県で各一人が感染した。
 市町別では福井市百四十一人、坂井市四十一人、越前市三十六人、鯖江市三十人、大野市二十七人、敦賀市十六人、小浜市九人、あわら市十人、永平寺町と勝山市各七人、おおい町五人、若狭町と越前町各四人、南越前町一人、高浜町一人、県外四人、非公表十三人。 (牧悠平)

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