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小松市文化財に2件 「前田利常の書状」「河田山古墳の一部」

2022年4月22日 05時05分 (4月22日 10時45分更新)
小松市指定文化財になった「前田家跡目相続の書状」=同市提供

小松市指定文化財になった「前田家跡目相続の書状」=同市提供

  • 小松市指定文化財になった「前田家跡目相続の書状」=同市提供
  • 河田山12号墳石室=小松市河田町で(同市提供)
 小松市は二十一日、市指定文化財に、加賀前田家三代の利常が書いた「前田家跡目相続の書状」と、古墳−飛鳥時代の史跡「河田山一号墳・九号墳附(つけたり)十二号墳石室」を指定したと発表した。
 前田家跡目相続の書状は、一六四五(正保二)年六月十三日に、小松城に隠居していた利常が、娘の富姫(ふうひめ)付けの家老生島玄蕃頭(いくしまげんばのかみ)宛てに書いた。利常の嫡男光高が同年四月に亡くなったのを受け、当時数えで三歳だった孫の綱紀に家督を継がせることを伝えている。利常が家督相続を統括したことを示す資料として価値が高いとしている。市博物館所有で、同館常設展で公開している。
 河田山古墳群は総数六十五基の県内最大級の古墳群。指定された一、九号墳は古墳公園内に現状保存し、十二号墳は園内に石室を移設、墳丘を復元している。一号墳は同古墳群の最初期の古墳時代初頭の前方後方墳、九号墳と十二号墳は末期の飛鳥時代の方墳。梯川中流域に台頭した首長や有力者の古墳とみられ、当時の社会の様子を伝える史跡とされる。十二号墳の石室はアーチ形の天井と推定され、朝鮮半島の影響がみられることでも価値が高い。
 三月二十三日付で市文化財保護審議会から宮橋勝栄市長に答申があり、四月二十一日付で指定した。二十二日から市博物館で文化財を紹介するパネル展示をする。(井上京佳)

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