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チェルノブイリに次ぎキエフまで… 住処追われた女性が日本到着

2022年3月22日 05時00分 (3月22日 05時01分更新)

戦火を逃れるため来日し、娘のカテリーナさん(右)と抱き合う母のマリヤ・グジーさん=21日、羽田空港で


 ウクライナの民族楽器「バンドゥーラ」の奏者として日本で活動するカテリーナさん(35)=東京都=の母親、マリヤ・グジーさん(68)が二十一日、同国から戦火を逃れるため来日した。かつてチェルノブイリ原発の近くで暮らしたマリヤさんは、三十六年前の同原発の事故の時にも住み慣れた土地を離れた経験を持つ。出迎えた娘を前に「戦争が終わることを願っている」と涙を浮かべた。(米田怜央)
 午後六時すぎ、羽田空港(東京都大田区)で、二年半ぶりにカテリーナさんと対面したマリヤさんは両手で顔を覆い、何度も声を上げて泣いた。カテリーナさんは震えるマリヤさんを強く抱き締めた。
 チェルノブイリ原発事故後、マリヤさん一家は首都キエフに転居。夫は亡くなり、一人で暮らしていた。ロシア軍の侵攻後もキエフに残ったが、情勢は日に日に悪化。国外への逃避は苦渋の決断だった。
 六日にキエフをたち、同国西部まで電車とバスで移動。歩いてポーランドとの国境を越えた。避難所では家族を祖国に残した女性らが泣いていたといい「肉体よりも精神的につらかった」。ロンドン経由の飛行機で丸一日近くかけて日本に着いた。
 カテリーナさんは「やっと会えてほっと...

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