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阿寺断層の地震に注意を 加子母防災士会が勉強会

2022年3月12日 05時00分 (3月14日 15時47分更新)
ガラス飛散防止のフィルムの貼り方を練習する人たち=中津川市加子母の大杉会館で

ガラス飛散防止のフィルムの貼り方を練習する人たち=中津川市加子母の大杉会館で

  • ガラス飛散防止のフィルムの貼り方を練習する人たち=中津川市加子母の大杉会館で
 中津川市加子母の加子母防災士会は十日夜、地区の大杉会館で阿寺(あてら)断層の勉強会を開いた。
 阿寺断層は中津川市神坂(みさか)付近から北西方向へ下呂市に向けて延びる断層で、加子母周辺の直下にある。断層が万一動いた場合、大きな被害が予想される。
 防災士会は今年から三年かけて加子母の各地で勉強会を開いて注意を呼び掛ける。十日はその初回で、小郷(おご)区のまとめ役ら約二十人が集まった。
 防災士会事務局の嶋倉伸蔵さん(61)が簡潔明瞭に阿寺断層の規模を説明した。この断層では一回の地震で五メートルのずれが起きること、ずれの痕跡が八キロに及ぶことから過去に千六百回の地震があったこと、地震の周期は千七百年に一回とみられるが、加子母に近い北部の断層では発生の恐れがあることを説いた。
 参加者はこの後、地震時にガラスの飛散や家具の転倒を予防するためのフィルムや器具の取り付け方を実際に練習した。
 防災士会の纐纈輝己(てるみ)会長(67)は「自分の命は自分でしか救えない。日ごろからどう身を守るかを頭の片隅に置いておいて」と呼び掛けた。  (三田村泰和)

 阿寺断層 中津川市から下呂市へと延びる70キロ近い断層=写真は中津川市が配布している地図。小秀山など北東側の山地は断層の活動が重なった結果、断層の対面より700メートルほど高くなった。国内の断層の中でも活動度が高い。戦国時代に琵琶湖畔の城が倒壊するなど中部から近畿にかけて大被害が出た天正地震(1586年)の震源ともみなされる。中津川市の坂下、付知町などに断層がつくった崖があり、案内板が立っている。

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