本文へ移動

江國香織さん ドゥマゴ文学賞選考を振り返る 三重・四日市

2022年1月17日 14時00分 (1月17日 15時17分更新)
絵本『海のアトリエ』の魅力などを語る江國香織さん=三重県・四日市市

絵本『海のアトリエ』の魅力などを語る江國香織さん=三重県・四日市市

  • 絵本『海のアトリエ』の魅力などを語る江國香織さん=三重県・四日市市
  • 『海のアトリエ』(堀川理万子著、偕成社)
 作家・江國香織さんによるトークイベントが、三重県四日市市の子どもの本専門店「メリーゴーランド」であった。昨年のBunkamuraドゥマゴ文学賞で、絵本『海のアトリエ』(堀川理万子作、偕成社)を受賞作に選んだ思いなどを語った。
 同賞は選考委員が毎年替わり、一人で受賞作を選ぶ。昨年は江國さんが務めた。絵本が受賞作に選ばれたのは初めて。
 『海のアトリエ』は、祖母が孫の女の子に、絵描きと過ごした大切な思い出を振り返る物語。女の子は祖母の部屋に飾られている少女の絵を見つけ、祖母はそれが子どもの頃の自分だと打ち明ける。そして、かつて「女の子」だった祖母が学校に通えなかった時期に出会った、海辺にアトリエを構える絵描きとの一週間にわたる交流の回想が始まる。
 絵本について「物語もすてきだけれど、絵が楽しくて何時間も見ていられた」と江國さん。女の子が祖母の部屋に行った場面を紹介し、「部屋にはネクタイがぶら下げてあって、その上におじいちゃんの写真がかけてある。男性が誰なのかは分からないけれど、おばあさんのちゃめっ気が絵から伝わってくる」と細部の描写の中にこめられた魅力を語った。...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

おすすめ情報