乳がん検診訴えピンク色に 浜松城ライトアップ
2021年10月2日 05時00分 (10月2日 05時02分更新)
乳がんの早期発見と定期的な検診をPRする十月の「乳がん月間」に合わせ、浜松市中区の浜松城天守閣が一日、シンボルカラーのピンク色にライトアップされた。日が暮れた午後六時すぎに天守閣が照らされると、浜松城公園内を散歩中の人は足を止めてカメラを向けた。
がん検診受診率の向上に取り組むNPO法人「いかまい検診浜松」が主催。同法人は、乳がん対策のため「ブレスト・アウェアネス(乳房を意識する生活習慣)」が大切だと提唱している。女性が自分の乳房の状態に日頃から関心を持つことにより、変化を感じたら速やかに医師に相談することが乳がんの悪化を防ぐという。
乳がんは日本人女性の九人に一人がかかるとされ、同法人の池谷暁子(あきこ)さんは「女性はお風呂で体を洗うときに乳房を触るなど、日頃の意識が大切。四十歳になったら、二年に一回は乳がん検診を受けてほしい」と呼び掛けた。
二、三日も、午後六時から十時まで点灯する。
(山本晃暉)
関連キーワード
おすすめ情報