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銅メダルの渡辺&東野組、インドネシアで運命の”出会い”…人見知りコンビの二人三脚は報われた【東京五輪バドミントン】

2021年7月30日 13時18分

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混合ダブルス3位決定戦を制し、抱き合う渡辺(左)、東野組

混合ダブルス3位決定戦を制し、抱き合う渡辺(左)、東野組

◇30日 東京五輪 バドミントン混合ダブルス3位決定戦(武蔵野の森総合スポーツプラザ)
 中学時代から組む2人が、日本史上初となる混合でのメダルを獲得した。渡辺勇大と、1学年上の東野有紗。ペアを組んだのは中高一貫でバドミントンの英才教育を施していた富岡第一中(福島)で、毎年恒例となっていたインドネシア遠征中のことだった。
 当時の大堀均監督(現トナミ運輸コーチ)によると2人を指導したインドネシア人コーチのイマム・トハリさんが「2人は絶対に強いからね」と断言していたという。混合で世界ランキング最高4位の実績を持つコーチの目は確かだった。女子では珍しいジャンプスマッシュの使い手である東野と、抜群の運動能力を持つ渡辺。この競技を国技とする現地の大会でいきなり3位になった。
 2014年には世界ジュニア選手権3位となり、高校卒業後に日本ユニシスに加入していた東野は渡辺に、「また一緒にダブルスをやろうよ」とラブコールを送った。1年越しの熱意が実ったが、お互いに人見知りな面もあってコミュニケーションが圧倒的に少ないため伸び悩んだ時期もあった。
 当初国内に混合を本格的に指導できるコーチは見当たらなかった。しかし2018年、元マレーシア代表のジェレミー・ガンさんが代表専任コーチに就任し本格的に強化が進んだ。練習前後にお互いの意見を言い合う時間を設けろと命じられた2人は、戦術や考えを共有することでレペルアップ。19年世界選手権でこの種目では日本初メダルとなる銅を獲得し、世界トップペアに登り詰めた。
 目指していた金には届かなかったが、今後への糧となる銅メダルが2人の胸で光っていた。
   ◇   ◇
 ▼渡辺勇大(わたなべ・ゆうた) 1997年6月13日生まれ、東京都出身の24歳。167センチ、56キロ。日本ユニシス。福島・富岡高時代の2015年全国高校総体で男子のシングルスとダブルス2冠。
 ▼東野有紗(ひがしの・ありさ) 1996年8月1日生まれ、北海道出身の24歳。160センチ、54キロ。日本ユニシス。高い運動能力の持ち主で、ジャンピングスマッシュを放つ。2019年世界選手権で銅メダルを獲得した。全日本総合選手権では17年から4連覇。
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