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郷間さん(小松大谷高)レノボ賞 パラ選手支援アプリを開発

2021年5月13日 05時00分 (5月13日 10時22分更新)
パラスポーツ選手を支援するアプリを開発した郷間かのこさん=小松大谷高で

パラスポーツ選手を支援するアプリを開発した郷間かのこさん=小松大谷高で

◇動画広告収入の利益配分
◇世界大会へ挑戦も

 十〜十八歳の女性を対象にした世界規模のアプリの企画開発コンテスト「テクノベーション・ガールズ」に、小松大谷高校三年の郷間かのこさん(17)が挑戦している。パラスポーツ選手の動画配信を通じて選手を支援するアプリを開発し、同コンテストの日本公式イベントでは、スポンサー企業から贈られるレノボ賞を受賞した。北陸三県の高校生では出場も受賞も初めて。 (井上京佳)
 テクノベーション・ガールズは、女性IT起業家の育成を目的に二〇一〇年から開かれ、これまでに百カ国以上の五万人が参加している。一〜五人のチームで約三カ月かけて、社会問題を解決するアプリを開発し、ビジネスプランを提案する。プログラミング技術の他、アプリの紹介動画やプレゼンテーションなどで審査される。
 郷間さんは、横浜市の横浜中華学院高等部三年の工藤歩さんとチームを組んで参加。社会経験がある人のサポートを受けながら、一月から四月中旬まで、アプリを使ったビジネスモデルの構想から、プログラミング、プレゼンの準備を全てオンラインで進めてきた。
 開発したアプリは「Paragain(パラゲイン)」。パラスポーツ選手に動画を投稿してもらい、広告収入などの利益を視聴回数に応じて選手に配分する仕組みを考案した。パラアスリートは、社会の認知度不足でスポンサーが付きにくい現状があるといい、アプリで選手を経済的に支援することを目指した。動画でパラスポーツの認知度向上も図る。
 パラスポーツに興味を持ったのは、高校の課外活動で、県立小松特別支援学校の生徒とボッチャを体験したのがきっかけ。「自分と障害者の心の壁がなくなる経験だった。パラスポーツを多くの人に知ってもらいたいと思った」と話す。
 日本公式イベントは四月二十五日にオンラインで開催された。アイデアなどが評価され、二十三チーム中、最優秀、優秀賞に次ぐ賞に選ばれた。「入賞できると思わず、うれしい。オンラインでコミュニケーションをとるのは難しかったがあきらめずに取り組めた」と喜ぶ。
 世界大会は二十五日に第一次審査がある。「世界大会のプレゼンは緊張するが、多くの人にアプリについて伝えたい」と意気込む。

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