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リニア 難波副知事「JRと対話できる状況」

2021年3月9日 05時00分 (3月9日 05時01分更新)
 リニア中央新幹線の南アルプストンネル(静岡市葵区)工事を巡り、静岡県の難波喬司副知事は八日、県議会危機管理くらし環境委員会で、JR東海が大井川の水量や水質などに影響が出る具体的なリスクや対策を初めて示したことから、「県とJRが同じ土俵に立って、対話できる状況になった」と評価した。
 JRは二月末にあった国土交通省の有識者会議で、県の求めに応じ、工事が与える大井川の水量や水質へのリスク十八項目と対策を提示した=表参照。
 難波副知事は委員会で、JRがこれまで明確なリスクや対策を示してこなかったことに触れ、「水や生物多様性の価値に対する評価が県民や世間と違っていたのではないか。影響を小さく見積もりがちだった」と指摘した。工事で山梨県側に流出した湧水を静岡に戻す代替策をJRが初めて示したことには、「JRは山梨側に流れても大井川の水は減らないため、何もしないと主張していたが『流出分は戻す』と宣言した。評価していい」と述べた。
 近く開催する見通しの次回の会議に向け「疑問や、こういう点を深めるべきだということを国交省に提出したい」と述べた。 (大杉はるか)

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