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悩める心に 瞑想広める インストラクター認定受けた僧侶 谷川 寛敬さん(45) 

2021年1月25日 05時00分 (1月25日 05時03分更新)
瞑想の魅力を語る谷川寛敬さん=魚津市真成寺町の真成寺で

瞑想の魅力を語る谷川寛敬さん=魚津市真成寺町の真成寺で

 心身への好影響が科学的にも証明され、社員研修などに採り入れる企業も増えている瞑想(めいそう)。魚津市真成寺町の真成寺副住職、谷川寛敬さん(45)は僧であると同時に北陸三県に一人、中部を含めても二人しかいない一般社団法人「JAPAN元氣塾」の認定インストラクターだ。瞑想の魅力と普及活動を聞いた。(聞き手・松本芳孝)
 −瞑想とは。
 私が取り組んでいるのは約五千年前、仏教よりはるかに古い時代から、ヒマラヤで先人たちが積み上げてきたヴェーダ瞑想です。先人は命の起源を考え、宇宙から命をもらっていると考えました。そのために宇宙と交信するすべを模索し続けました。その奥義が瞑想です。私自身は意識を休める技術だと考えています。
 −瞑想との出合いは。
 僧になったころ、瞑想は仏教でいうと禅宗の座禅ですが、私の宗派(日蓮宗)には座禅はないと感じていました。五年ほど前にマインドフルネスという瞑想の研修を受けたのが始まりです。その後、さらに根源的なヴェーダ瞑想に取り組むようになりました。二〇二〇年十一月にインストラクター認定を受けました。
 −瞑想の効果は。
 瞑想は殻が割れるまで中身が分からない金の卵だといわれます。人によって効果が違う。ただ、瞑想をすることで、無意識に脳が働き、疲れやストレスの原因になる「デフォルトモードネットワーク」を解消することができるとされています。悩んでいる人が心を休め、悩みに対する心をリセットすることで、なすべきことが見えてくるのだと思います。
 僧の仕事には悩み相談も多いのですが、ある不登校の子どもがいる保護者に瞑想を伝えると、不登校が解消されたと聞きました。現代はストレス社会とされています。そんな中で自分らしく生きるためのツールが瞑想です。
 −普及活動は。
 現在、京都のインストラクター仲間とオンラインで瞑想を伝えるシステムを構築中です。また、二月には二つの団体から瞑想を教えてほしいと依頼を受けています。オンラインとリアル体験の二本柱で瞑想を広めていきたいです。
 −初心者におすすめの瞑想のやり方は。
 私たちもウオーミングアップでやるのですが、鼻呼吸でできるだけ細く長く息をはき、はききったら、またできるだけ細く長く息を吸う。片鼻を手で押さえると効果が高まります。

 たにかわ・かんきょう 魚津市出身。1994年3月、身延山高校(山梨県身延町)卒業。96年、日蓮宗僧侶の資格を得る。97年3月、身延山短期大を卒業。同4月、立正大仏教学部へ編入学し、99年3月に卒業。2007年4月から黒部市生地の経妙寺住職(現在、真成寺副住職と兼務)。19年12月から魚津市大町地区の保護司も務める。


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