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東京五輪 割れる見解 元組織委副会長「開催疑わしい」 IOC委員「中止にならない」

2021年1月20日 13時28分 (1月20日 13時29分更新)
 【ジュネーブ=共同】二〇一二年ロンドン五輪・パラリンピック組織委員会で副会長を務めたキース・ミルズ氏が十九日放送の英BBCラジオで、新型コロナウイルスの世界的な感染状況から今夏の東京大会は中止の可能性が高いとの見解を示した。「(開催は)疑わしいと言わざるを得ない。東京の組織委に中止計画があるのは間違いない」と述べた。
 一方、ロンドン組織委会長で現在は世界陸上競技連盟会長や国際オリンピック委員会(IOC)委員を務めるセバスチャン・コー氏は「中止にはならないと思う」と英スカイニューズに語り、見解が割れた。観客数制限は不可避と認めつつ、日本への信頼を口にした。
 ミルズ氏は開催可否の判断は一、二カ月以内と推測し、東京の組織委は劇的な状況改善やワクチンの早期普及を期待して決断を極力先送りすると指摘。パリが開催権を持つ二四年への再延期は、調整が至難として否定的だった。
 「世界最高の選手がいなければ、メダルの正当性が失われる。どれだけの国の選手が安全に東京に来て競技をできるかが判断材料になる」とし、選手の健康上のリスクが高いパラリンピックに配慮する重要性も説いた。
 中止に伴う経済的損失をIOCが補償する可能性は低いとし「日本の納税者に降りかかるだろう」と懸念。国民の開催懐疑論はロンドン大会でもあったと振り返り「組織委が十分な数の選手と安全な環境でできると信じるなら実行すべきだ。やり遂げれば、当時の英国民のように国を誇りに思う」と見通した。
 実業家のミルズ氏は傷痍(しょうい)軍人の国際スポーツ大会を開催する財団の会長を務めているが、IOC委員には就いていない。

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