カポエイラ少女 世界一 松任中1年・舘あかりさん

2021年1月20日 05時00分 (1月20日 05時03分更新)
カポエイラの技「アウバチード」を披露する舘あかりさん=白山市松任中で

カポエイラの技「アウバチード」を披露する舘あかりさん=白山市松任中で

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「無限にかっこよくなりたい」


 南米・ブラジル発祥の音楽を組み合わせた格闘技「カポエイラ」の競技者で、白山市松任中学校一年の舘あかりさん(13)=同市平松町=が今月九日、世界大会のU−18オンラインカポエイラソロ大会U14女子(対象十二、十三歳)の部で初優勝した。「競技を続け、無限にかっこよくなりたい」と意気込む。(吉田拓海)
 カポエイラは踊りと武術を組み合わせた動きをすることから「美しい格闘技」とも呼ばれる。十六世紀、ブラジルの黒人奴隷たちがダンスに見せかけて護身術を学んだのが発祥とされる。歌や太鼓などの演奏に合わせ、全身をしなやかにつかった円運動を繰り返しながら、蹴りを矢継ぎ早に繰り出す。殴る動作は禁止されている。
 舘さんは金沢市の「ゲトカポエイラ」に所属。カポエイラをしている父の利彦さん(41)の影響で、小学一年生の頃から始めた。見学に訪れた際、競技の素早い動きを「かっこいい」と感じたのがきっかけ。二〇一七年と一九年には、全国大会で優勝している。「他の武術よりも自由度が高く、楽しめる要素がたくさんあるのが魅力」と説明する。
 昨年十一月末に始まった世界大会は、新型コロナウイルス禍のため、四十五秒間の演舞を動画撮影する形式で競われた。U14女子の部には、日本、ロシア、ポルトガルの選手計八人が出場。二人が勝ち残った第三ラウンドでは、手を床に着かずに側転する「アウーセンマウォン」や、片手を床についた状態で空中で開脚する「アウバチード」など十五個の技をテンポ良く繰り出し、栄冠をつかんだ。
 学校では運動部ではなく、茶道部に所属する意外な一面も。「精神のコントロールする方法を身に付けられた」と話す。今後は、空中で体を二回ひねる大技「ダブルツイスト」を習得するのが目標。「技を安定して繰り出せるようになりたい」と目を輝かせる。

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