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中日・鈴木博志、サイドスロー挑戦は与田監督のススメだった…「真っすぐの強さ」追求し再び守護神の座へ

2020年11月23日 10時45分

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試合後、キャッチボールする鈴木博

試合後、キャッチボールする鈴木博

◇連載企画「若竜、実りの秋へ」③
 理想的な腕の振る位置を、宮崎で見つける。それが自らに課すテーマだ。約1カ月半前から腕を下げたサイド気味のフォームに挑戦している鈴木博志投手(23)。より強く腕を振れるポイントを求め、試行錯誤を続けている。
 「スムーズに腕が振れるようになってきたというのはあります。ただ、まだフォームが固まっている状態ではない。フォームを固め、その中で真っすぐの強さを出していきたい」
 野球人生に関わる決断をしたのは10月上旬。ナゴヤドームでの1軍練習に呼ばれた後、与田監督から「下半身が横軸で動いている。ちょっと腕を下げたらどうだ」と勧められた。当時はより真上から腕を振ることをテーマにしていた時期だが、思い通りにいってなかった。突然の提案にも「やるしかない」。覚悟はすぐに決まった。
 翌日からキャッチボールで試し、2日目にはシート打撃に登板していきなり151キロを計測した。「腕を下げて投げた後は階段を上れないぐらい、左のお尻が張りました」。これまでとは違う部位を使えていることに手応えを感じた。
 成果は数字になって表れる。ウエスタン・リーグでは新投法に変えてから7試合に登板し、6イニング2/3を投げ1四球。フェニックス・リーグでも、ここまで3試合の登板で1四球のみ。「腕を下げてから四球が減った」と自信を持ってストライクゾーンで勝負できている。
 とはいえ、まだ発展途上。上半身が横回転になった分、「マウンドの傾斜によっては回転が斜めになりやすい」とオーバースローではなかった感覚に悩むこともある。宮崎では、登板しない日はサブグラウンドで投球練習。マウンドによって変わる高さに対応できるように修正を重ねる。
 投げ方は変わっても、球速へのこだわりは変わらない。「あまりスピードが変わらずに投げられるのは強みだと思う。そこは絶対に道を外さないようにしたいです」。新たなフォームを自分のものにして、再び守護神への道を開いてみせる。

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