職人・大須賀さんがアトリエ 有松鳴海絞 時代に彩りを

2020年8月21日 05時00分 (8月21日 11時54分更新) 会員限定
「使う人のことを第一に考えて、有松鳴海絞の技術を活用した商品を作っていきたい」と話す大須賀さん=名古屋市緑区のアトリエ「彩 Aya Irodori」で

「使う人のことを第一に考えて、有松鳴海絞の技術を活用した商品を作っていきたい」と話す大須賀さん=名古屋市緑区のアトリエ「彩 Aya Irodori」で

  • 「使う人のことを第一に考えて、有松鳴海絞の技術を活用した商品を作っていきたい」と話す大須賀さん=名古屋市緑区のアトリエ「彩 Aya Irodori」で
 江戸時代に始まり、約四百年の歴史を持つ絞り染めの伝統工芸品「有松鳴海絞」。伝統的な建物が残る産地の名古屋市緑区有松に、アトリエ「彩 Aya Irodori」が八月、オープンした。くくり職人で店主の大須賀彩さん(34)は「作り手が表に立って、有松鳴海絞の魅力を伝えていきたい」と意気込む。(蓮野亜耶)
 八月中旬、女性二人がアトリエを訪れた。ジャズが流れる明るい店内にはストールやワンピース、バッグなどがずらり。値段や洗濯できるのか、どういうふうに作られたのかなど、大須賀さんは投げかけられる問いに笑顔で応じる。
 名古屋学芸大(日進市)に在学中、授業で産地を訪れた際、多彩な柄を見て衝撃を受けた。二十歳で大学に通う傍ら、有松鳴海絞の企画製造会社などの職人に弟子入りし、十年間腕を磨いた。
 一方で、産地に初めて訪れたときには「商品に用いた技法を説明できる人や、日常使いできる安い商品がなかった」と感じた。「伝統を次世代につなげるため、課題を一つずつクリアできる職人になりたい」と心に決め、二〇一六年に独立。若者がふらりと足を運べるようにと、念願だったアトリエを八月に開いた。
 一階ではワークショップができ...

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