安倍首相のコロナ対応「最低」 6カ国世論調査
2020年8月13日 05時00分 (8月13日 05時01分更新)
新型コロナウイルスに関する日米欧六カ国の国際世論調査で、自国のリーダーがコロナ危機へ適切に対応できているかを聞いたところ、日本は新型コロナ感染症の死者数が米欧に比べ少ないにもかかわらず、安倍晋三首相の国民からの評価が六カ国で最も低かった。一方で経済的な不安を感じている人の割合は、日本が最も高かった。
調査は、米独のPR戦略会社「ケクストCNC」が七月十〜十五日に、日本、米国、英国、ドイツ、スウェーデン、フランスで千人ずつ、計六千人を対象に行った。
自国リーダーのコロナ危機対応の質問では、「うまく対応できている」と答えた人の割合から「対応できていない」と答えた人の割合を引いて数値化した。安倍首相はマイナス34ポイントだった。次に低かったのはトランプ米大統領でマイナス21ポイント。六カ国で唯一、肯定的な評価を受けたドイツのメルケル首相はプラス42ポイントだった。
政府の経済支援策への評価では「企業が必要とするビジネス支援を提供できている」と回答した人の割合が、日本の23%に対し、他の五カ国は38〜57%。リーダーだけでなく政府全体に対しても、日本は評価が最も厳しかった。
日本は、経済的不...
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