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とびうお杯

小3初舞台「楽しみ」 県内最年少出場

アトランタ五輪代表選手だった父の宮崎義伸さん(右)から激励を受ける緒里選手=浜松市西区の市総合水泳場トビオで

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◆父は元五輪代表・宮崎選手

 全国の小学生スイマーが浜松市西区の市総合水泳場トビオで競う「とびうお杯第三十三回全国少年少女水泳競技大会」(四、五日開催)。元五輪水泳選手の宮崎義伸さん(40)=浜松市南区=の次男、新津小学校三年の宮崎緒里(いおり)選手(8つ)=浜名湖スイミングスクール=が、県内最年少選手として初出場する。種目は父と同じ平泳ぎで、50メートルと100メートルに臨む。緒里選手は「楽しみでしょうがないです」と気合十分だ。

 義伸さんは福岡県出身で一九九六年のアトランタ五輪100メートル平泳ぎに出場。九六〜九九年の水泳日本選手権では、100メートルと200メートルの平泳ぎを計四回制覇した。シドニー五輪の選考会で当時高校三年生の北島康介さんに敗れ、競技人生を引退。その後、浜松市に移り住み、今はトビオの職員として勤務し、施設内のスイミングスクールを管理、運営している。

 技術的な指導は、緒里選手が所属する浜名湖スイミングスクール(湖西市)のコーチに一任し自分は精神的サポートに徹している。助言を求められればその都度応じるが、基本的には「父親らしく見守っている」という。

 緒里選手は生後六カ月からベビースイミングを始め、めきめきと頭角を現してきた。コーチ陣も「小学三年生でとびうお杯出場の標準記録を突破できるのはすごい」と舌を巻くほど。

 息子の性格を義伸さんは「負けず嫌いで生意気。負けたらすぐに泣く」と語る一方、「根性だけはある。愛嬌(あいきょう)があってかわいいんだ」と目を細める。レーススタイルについては「勢いがよく、前半から飛ばしていくタイプ」と語る。

 緒里選手は、とびうお杯での目標に「もちろん決勝に残って優勝する」ときっぱり。県内最年少の出場選手となるが、「年上の人たちを抜くのが楽しみ」と全く物おじしていない。義伸さんも「悔いのないよう勝負してほしい」と応援する。

 かつて五輪出場した父を「すごいと思う」と言葉少なに尊敬する息子の将来の夢は「オリンピックで金メダル」。父の背中を追いかける少年の熱い夏が、浜松で始まる。

(篠塚辰徳)

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