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野菜のソムリエの食彩記

ブンタン(1) 独特な甘苦さと上品な風味

ピンクポメロと白肉系ブンタン

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 ブンタンは柑橘(かんきつ)の中でも大玉で、第二次世界大戦前はジャボンと呼ばれていましたが、その後、ジアブン、ジャボン、ザボンと変化し、英名では「ポメロ」とも呼ばれています。

 皮の厚みがあり果実の半分程度を占めるため、果肉は少なくなります。また、果汁が少なめでサクサクとしており、独特の甘苦さと上品な風味を持っています。

 品種にもよりますが樹高は3〜5メートル以上になり、果実の大きさは15〜25センチほど、重たいものは2キロを超えるものもあります。

 ブンタンの中でも世界最大級の柑橘といわれているのが日本独特の品種である「晩白柚(ばんぺいゆ)」です。一般的なものでも皮の厚みが3センチ以上あり、ブンタンの中では多汁です。別名、オクテシロザボンともいい、晩生(遅い時期に出回る)品種です。

 国内で多く出回っているブンタンは高知県で栽培されている「土佐文旦」です。しっかりとした歯応えと爽やかな食感があります。最近は、果肉がやわらかめで多汁な「水晶文旦」も人気のようです。

 また、熊本県で偶発した「河内晩柑(かわちばんかん)」はブンタンの血を引く自然雑種で愛媛県などでもブランド化し流通しています。海外で人気なのは、果実が巨大で果肉がピンク色をした「チャンドラポメロ」などで、白系に比べ少し甘味が強いです。

 選ぶときは、果皮の表面が滑らかでハリがあり、重たいものを選ぶとよいでしょう。

(山城知美・協会認定野菜ソムリエ上級Pro.のクッキングサロンEruca主宰)

 

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