トップ > 中日新聞しずおか > 静岡地域版 > 地域特集 > 野菜のソムリエの食彩記 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

野菜のソムリエの食彩記

パクチョイ(1) カロテン豊富な広東白菜

栽培中のパクチョイ

写真

 アブラナ科の中国野菜であるパクチョイ。パクチョイを中国語で表記すると「白菜」となり、日本ではハクサイと読めて紛らわしいこともあり、一般的な結球白菜を「大白菜」、パクチョイを「小白菜」と区別しています。また、梗と呼ばれる芯のかたい軸の部分が緑色の(青軸である)チンゲンサイを「青梗菜」と書くので、白軸のパクチョイを「白梗菜」と書くこともあり、中国の広東地方で多く栽培されていることから別名「広東白菜」とも呼ばれています。

 パクチョイは青梗菜(チンゲンサイ)と同じ大菜(タイサイ)の一種で、総体的にチンゲンサイよりパクチョイの方が葉の緑色が濃く厚みがあり、株のしまりがゆるいものが多いです。

 栄養価を比較すると、100グラムの生葉に対しβカロテン(ベータカロテン)の含有量がチンゲンサイは2000μg(マイクログラム)なのに対し、パクチョイは1800μgであり、一割ほど開きがあります。しかし、どちらも緑黄色野菜の定義である「カロテンの含有量が600μg以上」をはるかに超えて多く含まれています。

 βカロテンは免疫賦活作用や抗発がん作用などで知られていますが、そのほかにも体内でビタミンAに変換され、皮膚や髪や粘膜などの健康維持や、視力維持、喉や肺などの呼吸器系統を守る働きがあるとされています。逆に、抗酸化作用があるビタミンCや、血液や成長に関与する葉酸、骨の形成に関与するビタミンKなどはチンゲンサイよりパクチョイの方が多く含まれています。

(山城知美・協会認定シニア野菜ソムリエのクッキングサロンEruca主宰)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

中日新聞しずおかの記事はこちら

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索