トップ > 中日新聞しずおか > 静岡地域版 > 地域特集 > 野菜のソムリエの食彩記 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

野菜のソムリエの食彩記

ヤマノイモ(1) 粘りがあり優れた強壮食材

銀杏芋(左)と長芋

写真

 独特の粘りがあり、優れた強壮食材のヤマノイモ。ヤマノイモ科にはいろいろな食用芋があり、長芋(ナガイモ)、銀杏芋(イチョウイモ)、つくね芋(ツクネイモ)、自然薯(ジネンジョ)、大薯(ダイジョ)など世界に六百種類ほどあり形もさまざまです。

 長芋(ナガイモ)は、日本で一番流通している種類で中国原産です。太い棒状で水気が多く、粘りが少なめでサクサクとした食感があります。銀杏芋(イチョウイモ)は、関東で「大和芋」とも呼ばれ、皮が比較的白いです。偏平(へんぺい)でイチョウに似た扇形のものが多く、長芋より粘りがあります。

 つくね芋(ツクネイモ)はゴツゴツとした形状をしています。三重県や奈良県の特産品で表皮の白い伊勢芋と兵庫県の特産品で表皮が黒い丹波芋などがあります。関西に多く出回りますが、地域によっては「やまといも」とも呼ばれています。

 自然薯は日本原産で、細長く少しくねくねと曲がった形状で、とても粘りがあります。山野にも自生していますが、最近は栽培物が多く、掘り出しやすさとまっすぐに成長させるために土の中に長いパイプや波板シートなどを使った栽培が行われています。

 大薯は岩のような不規則な形状をしており、アフリカからアジア、オセアニアの熱帯から亜熱帯地域で広く栽培されています。中が白色もしくは紫色を帯び、大きいものだと十キロを超えるものもあります。

(山城知美・協会認定シニア野菜ソムリエのクッキングサロンEruca主宰)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

中日新聞しずおかの記事はこちら

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索