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野菜のソムリエの食彩記

ルッコラ(2) 辛味成分が抗がん、抗菌作用

イタリアの市場で売られているルッコラ・セルバチカ

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 ルッコラはアブラナ科に属し、地中海沿岸が原産地です。一年中出回りますが、地中海性の温暖な気候に適しているハーブ野菜なので、日本では同じような気候になる春と秋が旬になります。

 国内で一般的に売られているルッコラはキアブラナ科の中でもバナスズシロ属の辛みが少ないタイプが多いです。葉がやわらかめで、葉先が丸くなっています。対してイタリアで一般的に売られているのは、同じアブラナ科ですが別属のロボウガラシ属のルッコラ・セルバチカ(イタリア語でルケッタ・セルバチカ)が多いです。こちらは野生のルッコラといわれ、ピリッとした辛みがあり、葉の刻みが多く、別名ワイルドルッコラなどと呼ばれています。

 どちらの品種もビタミンAが豊富な緑黄色野菜で、辛味成分のアリルイソチオシアネートを多く含みます。ダイコンやカラシナなどに含まれている辛味成分と同じで、抗がんと抗菌作用の効果があるとされています。ほかにも、ビタミンC・E・Kやマグネシウム、リン、鉄分などのミネラルも豊富です。

 保存したい場合は、できるだけ乾燥しないように野菜専用保存袋などに入れ、根元を下にして立てておきましょう。寝かせたり、葉が下向きになっていると、体勢を立て直そうとする力が働くので茎が曲がり、鮮度劣化も早くなってしまいますので注意しましょう。

 (山城知美・協会認定シニア野菜ソムリエのクッキングサロンEruca主宰)

 

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