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野菜のソムリエの食彩記パッションフルーツ(2) 炭酸割りやシロップも美味
パッションフルーツは南米原産の熱帯果実(トロピカルフルーツ)です。日本には明治時代に導入され、沖縄県や奄美諸島を中心に栽培されていました。最近では栽培地が広がり、静岡県内でも生産者が増えている注目のフルーツです。 健康維持に役立つ栄養素が多く、中でもβカロテンは体内でビタミンAに変わり、抗酸化作用により皮膚や粘膜のアンチエイジングに役立つといわれています。 ほかにも、アミノ酸の合成と代謝に大きな役割をもつビタミンB6、免疫力を高めるビタミンC、女性には欠かせない葉酸、血管を広げて血液の流れをよくするナイアシン、利尿作用で高血圧やむくみを防ぐカリウム、疲労回復効果のあるクエン酸などが含まれています。 そのまま食べてもおいしいですが、フルーツソース代わりにアイスクリームに添えたり、ドレッシングの調味料として利用したり、炭酸割りなどにして爽やかなドリンクとしても楽しめます。種はそのまま飲み込んでも、パリパリとかむこともできます。 長期保存したい場合は、シロップを作って冷凍保存すると便利です。果汁に砂糖と水を加え、沸騰させないように数分温め、裏ごして種を取り除けばシロップになります。シャーベットやゼリーに応用できます。 果皮は小さな器代わりに利用することもできるので、ドレッシングの容器代わりやゼリーにする時の器などにするとおしゃれですね。 (山城知美・協会認定シニア野菜ソムリエのクッキングサロンEruca主宰) PR情報 |
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